起業に賭けるオヤジの小言【その2】

皆さんこんにちわ

さて今回は私の起業ストーリーその1です。

結構ムチャなお話しですがお読みいただけると幸いです(^▽^)

 

時は2003年、パソコンにDVD搭載型が出始めた頃のことです。私も当時の主流

だったDVDコンポドライブ(DVD読み込みとCD-RW)搭載型のデスクトップパソ

コンを購入しようとPC専門ショップへ出向いたのですが、当時の平均的な価格

として18~25万円程と結構高価な品物でした。  泣く泣くアウトレットでDVD

コンポドライブ搭載型のパソコンを購入したのですが、それでも購入価格が9万円

と貧乏だった私には即買い出来る金額ではなかったのを覚えています。

 

それからと言うもの、毎日のようにPC専門ショップへ足を運び低価格の周辺機器

を物色し、安物のアウトレットパソコンを後付けの周辺機器でバージョンアップし

ていく事に専念するようになったのです。   その頃に気が付いたのは「後から

ドライブその他はバージョンアップして交換可能」と言う事でした。

「もし、この安物パソコンにDVDドライブを搭載する事が出来たら高値で売れるのでは?」っとの単純な発想から私の中古パソコン販売構想がスタートした訳です。

 

私の目算では

パソコン本体3万円+DVDドライブ5,000円=仕入れ価格3万5,000円

仮にDVDドライブ搭載パソコンを7万円で販売すれば1台あたり3万5,000円の粗利益と

言う如何にも単純な発想で販売を開始してしまったのです。   当時の私の小遣いで月に2台程度の仕入れが可能だと踏んで、後は売上を上手く回せば大儲けとの甘い考え始まりでした。  販売用のサイトを約1か月の独学で開設し、友人、知人のコネをフル活用して販売当月で約10台ほどを売りさばく事が出来ましたが、当時の私にドライブ交換の技術など到底ある訳もなく、ドライブ交換&デコーダーのインストール等を全てパソコンの自作が出来る友人に外注すると言う、ヒジョーに利益の薄い商売となってしまっていたのです。

 

更には、送料や梱包資材、仕入交通費などなどは計算されている由もなく、結果として赤字は出さなかったものの1か月の生活費を捻出した後には、次回の仕入れにまで資金投入が困難な状況が続く事となってしまいました。  物販では目に見えない細かな経費が大きく圧し掛かって来ると言う事を、初めて身をもって経験したのでありました。

 

今思えば、不勉強な上に見通しも甘く、お金も無いと言う、負けが目に見えた行動としか思えません^^;    しかし、この失敗が負けん気の強い私には後の起業家精神をさらに加速させる結果となったのは言うまでもありません。

 

こんな私も現在では市内の起業家グループや商工会議所、はたまた地元信用金庫の新創業融資担当者等から、ほんの少しだけ相手にして貰える程になれたのは過去の失敗から来る「口惜しさ」が大きな原動力になったのだと思います。